2009年05月

ロスプラトスに来てくれた皆様、どうもありがとうございました。

本日、気づいた点は、
踊っているときの、ギター・カンテ・パルマの音の聞こえ方のバランスが少々良くなってきたな、
ということ。
以前は、ギターの音を聞きだすとギターばかりが、カンテを聞きだすとカンテばかりが
耳に入ってくるという、バランスの悪い状態だったな、と。

しかし、自分がパルマをしている時はもっと難しく、いまだバランスが悪い。

6月の目標。
1.パルマ強化
2.基礎強化(エレガンテに踊りたい)
3.昔の良いものを知る(カンテもギターもバイレも)

ひょー、濃厚な目標だ!
がんばる!!!

日本じゃテレビ見ないくせに、スペインだとずーーーっと見ちゃう。
毎日見てたらスペイン語がすごく上手くなっちゃうんじゃないかと思って!

そしたら、日本でもスペインのテレビが見られることに気づいたよ。
すごく上手くなっちゃうかもーーー!!!

TVEの賢そうな朝のキャスターが好きだったんだけど、これも見られる!
http://www.rtve.es/alacarta/index.html
Los desayunos de TVEってやつね。

Canal Surではフラメンコのラジオが聴けて、フラメンコの番組が見られる!
http://www.radiotelevisionandalucia.es/tvcarta/impe/web/enDirecto?canal=ca1

すごいねーーー!

ダメ人間かつ最高の物書き、坂口安吾先生の著書”暗い青春・魔の退屈”を読んだ。
時代に巻き込まれないことで、本質を見据えようとした安吾先生の自伝。
ストーリーはさておき(惚れた女と結ばれない、惚れてないが楽な女と一緒にいる等)、
安吾先生の何十年にも及ぶ暮らしぶりを知ることができる。
時代の流れへの抵抗は、”何もしない”という形であらわれる。
強い!ぶれていない!かっこいいぞ、安吾先生!
と同時に、ダメ人間的な香りがプンプン漂う! ま、何もしていないからね。

以下、安吾先生の強烈な叫びを引用します。
”空襲下の日本はすでに文明開化の紐はズタズタに断ち切られて応仁の乱の
焦土とさして変わらぬ様相になっている。今に至る千年間の文化の最も素朴な
原形へたった数年で戻ったのである。だから私は敗戦後の日本がむしろ混乱しうる
最大の混乱に落ちて、精神の最大のデガダンスが来た方がいいと思った。
中途半端な混乱は中途半端なモラルしか生み出せない。”

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先週ねー、家でねー、350mlのビール飲んだら酔っ払ってねー、そのままクラ~っと、、、
で、気づいたら朝っていうダメな日がありました。
で、で、きちんと反省しまして、135mlなんていう、試供品サイズを買ってみました。
で、で、で、ストイックな真面目人間気分になっています。
あー、「あなたいつもストイックで真面目じゃん」って突っ込みが聞こえるーーー!

今年の夏はストイックに生きてみまーす!(いきなり結論)

今週末から、ライブが毎週ありますの。ひとつひとつ丁寧に踊ります。
よかったら見に来てくださいまし。・・と、ライブ告知で締めくくる。チャオ!

●2009/5/31(日) ロスプラトス(赤坂)
開場17:00、お食事17:30~18:30、開演19:00
料金 6000円(ショーチャージ+お食事+2ドリンク)
予約TEL:03-3505-5225
B:小林理香、中谷泉
G:日野道生、C:三谷浩子

●2009/6/6(土) グランデセオ(八王子)
1st:20:00-、2nd:21:15-  
Charge:1,500円(1部,2部両方見られます)
予約TEL:0426-39-1877
B:えんどうえこ、鍜地陽子、中谷泉
G:小原正裕、C:ダニエルリコ

●2009/6/13(土) ファミリア(高田馬場)
1st:19:00-、2nd:21:00-  
Charge:1,500円(1部,2部両方見られます)
予約TEL:03-5155-6380
B:阿部碧里、中谷泉、川原治子、中野寿理、今村絹江
G:小林亮、C:広重ゆか

●2009/6/19(金) エスペランサ(高円寺)
1st:20:00-、2nd:21:15-  
Charge:4,000円(1ドリンク、おつまみつき) ←3,500円になる割引券持っています!
予約TEL:03-3316-9493(夜)、03-3383-0246(昼)
B:鴨下和美、本間静香、中谷泉
G:金田豊、C:小里彩

日本では見かけない鳥がいますよ。
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アルルとアビィニヨンで見かけたビューティフルバード!
日本の図鑑には載っておらんだろうと思いながら図鑑で確認したら、
なんと、カササギだった!
カササギ初めて見たよ~。
真ん中にブルーが入ってるのよ、美しいねぇ。
カササギは日本では九州にしか生息していないのだってね。だから見ないのね。

それから、グルノーブルの山を登り、見晴らしの良い場所で、パンを食べ始めたら、
どこからともなく黒い鳥が2匹、3匹とパンを狙って旋回し出したよ。
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ポイッっとパン投げたら、食べてたよ。かわいいね。
嘴が黄色、脚がオレンジ。おしゃれだね。
なんていう鳥かは不明。
あー、フランスで鳥図鑑買ってくればよかったねー。

旅の最終日は、建築好き必見の胸キュン村です!
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インフォメーションでもらった地図には、建物の絵が書いてあるだけ。
これで十分事足りる、というか地図も必要ないくらい小さな静かなとても安らぐ村。

この感じ、写真で伝わるかな。
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村の周りは民家と畑と草原と。
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巨大一枚岩のような山にぐるりと周りを囲まれた、人口15万人の近代都市。
友を訪ねて、来てみたよ。

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景色の一部に常に山あり。
水道水はエビアン味。

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ロープウェイもいいけどね。

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山に登るともっといいよ。

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東京にいた時よりずっといい顔をしている友達、そして娘。(後姿遠景)

いやぁ、この人口9万人の街はスゴイよ。
ちょっと真面目な話するよ。

豊かなんだ。
普通、近代化し、都会になっていくと、昔からある良い要素を壊していってしまう。
だけど、都会には都会のイイところもある。
こういうジレンマがどの街にもあるのだと思うのだけど、この街はそれを感じさせない。
その両方を持っている。

昔からある良い要素はこういうことかな。
・つつましく美しい風景
・環境にやさしいコンパクトシティ
・人と人との密なつながり

都会のイイところはこんなかな。
・活気
・産業と雇用
・おしゃれ

最後のおしゃれ、というのは説明が難しいけど、
都会のようなおしゃれなお店がいっぱいあるの。
決して田舎ではないの。レベルが高いの。
んー、人工物のクオリティが高い、と言うのが語弊がないかな。

その答えの一つの要素として、”城壁”があると思う。
城壁で囲まれた旧市街が、他の街よりずっと広い。
ヨーロッパの人は、旧市街は昔の雰囲気を残す、という躾ができているから、
その雰囲気の中に多くの市民が住める。
それを守りながら。誇りを持ちながら。その誇りが街をおしゃれにする。

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鉄道駅を降りたら、目の前にこの立派な門。旧市街に吸い込まれる。

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この大通りの周りをおしゃれで楽しい小道が縦横に走っている。

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昔の風景が今もこうしてある。

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立派な宮殿も市民の誇り。

なんと!5月1日のアルルのお祭りの日に、ちょうど行けたのです!
これが、なんともステキなお祭りなのです!

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絵になるのです。

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きれいな人が多いのです。

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あ、どうも、こんにちは。

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どうも、どうも。
出番待ちですね。

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馬の糞掃除隊!楽しくお仕事してます。
ところで、糞という字はフンとも読めるし、クソとも読めるんですね。
どっちで読むかはお任せします。私はくそと入力して変換しました。

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お祭りスタートです!
これは、足の速い白い青年達が牛の頭についているリボンをとるゲームです。
ギリギリのところで柵の中に逃げ込めると拍手喝采なわけです。
逃げ遅れて牛の角でカンチョウされてる青年がいました。

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これは腕につけたリボンを敵に取られずに逃げ切ると勝ち、というゲームです。
以後、西洋版流鏑馬ゲームとか、ご褒美に美女からチューゲームとか、続くのです。

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すべてが絵になります。
お昼にレストランで見かけた冴えない少年が、
お祭りで馬を走らせていると超カッコよく見えたりします。
祭りは、女を美しく、男をセクシーにさせますね。

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ここでもやはり糞掃除隊。

現金が尽きたーーー。
トラベラーズチェックを換金せねば、飢える!

ということで、モンペリエに着いてまず始めに銀行探し。
行き当たりばったりで大きな銀行に入る。
(スペインの場合はこれでよいのですよ。2%くらいの手数料で換えられる。)
「それはホニャホニャ銀行(聞き取り不能)に行け」と言われる。
言われた場所は、ビルの3階。
ピンポンを押すと、ナイスガイなガードマンが扉をあけてくれる。
換金担当者が延々電話で話していて、やっと終わったと思ったら、
ユーロのTCは取り扱ってないので、郵便局へ行ってくれだと。
半信半疑で、郵便局へ。もう17時。
郵便局は長蛇の列。ようやく私の番。17時半。
OKと、ニコニコの郵便局員。
TCの会社に電話確認をし始めた。電話がつながらないらしい。
5分、10分と待たされる。長蛇の列がとぐろを巻いてきた。
「一人のために時間と割きまくりじゃないかー」と叫ぶ男。
日本人はきっと我慢する。やっぱここは外国だ。
「このTCを見ろ!電話がつながらないんだよ!!!」と郵便局員。
やめてよー。
今ならもれなく現金いっぱい持ってる人みたいに思われるじゃん!
ようやく処理完了で、18時。ふぅ。
(でも、手数料無料!)

気を取り直して、モンペリエの気になるポイント、アンティゴンへ。
広大な敷地を一人の建築家(リカルド・ボフィル氏)に計画、設計させた場所。
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1500×300mのその空間を、歩いてみると実に楽しい!
次々に現れる建物群。
コンセプトがしっかりしていて、破壊的でなく、住民に受けいられているのであれば、
現代建築も好き。

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