昨日、サラアンダルーサに出演させていただきました。

2人を出産した後、新しい曲で挑む初めての舞台。
新しい曲は自分のイメージが身体を通してバックアーティストにどう伝わるか試しながら進行してゆく感じ。瞬間瞬間が初めての感覚となる。これは大変!
一週間も前から想像するたび緊張してきてしまい『こんな調子で大丈夫かしら』と不安に。

が、3日前にいいことを思いついた!
明治神宮で横綱昇進後に初めての奉納土俵入りをした稀勢の里になったつもりで挑もう、と。
土俵入りの映像は目に焼き付いている。その瞬間を観るために大勢のファンが見つめる中、わずか数日練習した横綱土俵入りを披露。心を込めて、堂々と。『ああ、稀勢の里が横綱を締める姿が見れる日がくるとは。雲竜型は大きな身体に良く合うね。せり上がりに重さが出てくるとさらにカッコいいな。表情には出ていなかったけれどさぞかし緊張してるんだろうなぁ。』などといろいろ思いながら、胸が熱くなったよ。素晴らしかった。

そう、緊張の舞台でも稀勢の里のように堂々と。
アンダルーサの舞台は明治神宮、お客様には朝から行列していただき感謝、太刀持ちパコ、露払いモイ。(各方面に謝罪)

しかし当日、実際そこにあるのはフラメンコであり、その瞬間にそんな妄想なんてできないことをリハーサルの時点で痛感。ガーン!
でも、妄想を思いついたことにより数日間の精神的安定がプラスに働いたことは間違いない!ありがとう稀勢の里!

それはさておき、強く優しく支えてくれた太刀持ち・・じゃなかったパコとモイ、そして素晴らしい踊り手の共演者たちに感謝です。私がトップバッターでしたが、その後の4人の踊りのすばらしかったこと!個性が炸裂して、オレーの瞬間がいっぱいでした!

なんとかまた舞台にあがって踊り続けていくことができそうです。
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ところで新しい曲というのはティエントなのですが、肉体的にも精神的にも私を支えていてくれるお相撲への感謝を込めた振付です。Aラインのファルダじゃなきゃ踊れません(笑)