フラメンコにはペソが必要だ。大地とつながっているようなズシーンと重みのあるたたずまい。
ペソがあるかないかは見てわかる。
『あの人色っぽいわ』や『あなた渋いわね』と同じく、『お主にはペソがあるのー』と見ていえる。
でも、「色っぽくor渋くなるにはどうしたらいいですか?」という問いに答えるのが難しいように、
「ペソのある踊りをするにはどうしたらいいですか?」に答えるのは難しい。
・お腹に人格があるようにネ
・床の向こうまで感じよう
・簡単に動かないゾ
・動きを中心である胴体から始めて、末端へ向かい、皮膚を抜けて遠くまでぇーーー
とかなんとか言い、、、
最終的には「相撲を観るといいよ」なんて事を言ってるんだけどね。でもこれ、大真面目。
相撲はペソだ。勉強になるよーーー。

さて、私はタンゴがとても好き。あの腹で踊る感じ。ペソがあってのタンゴ。
見ていて思わずニヤニヤしちゃうようなのが好きだなー。
スタイリッシュとは対極のおかしみのある踊り。
おかしみに恥じらいは禁物。
やっぱり相撲を観よう。そして四股を踏む真似をしよう。
タンゴに感じる恥じらいがあるとしたら、それは四股を踏む恥じらいと似てはいないかい?
恥じらいをぶっとばせ!四股だ、四股だ!
なんていう私も、リビングでドスンドスンはなかなかできないので、もっぱら四股型スクワットです。