朝からじりじりと暑いじゃないの!家の中でも汗が噴き出るね。
と、外が騒がしい。覗いてみると、恐ろしや!電線工事の車が来てる!
なんで恐ろしいかって?
そりゃあアナタ、電線の設備の中にはスズメの巣があるのよ。
春から夏にかけて、スズメの巣ではヒナ達が育ってる可能性があるのよ。

日々、スズメの習性を観察している私。
今ちょうどヒナ達がいるんだ。その場所も把握している。
ピチピチと小さな声が聞こえるし、親スズメが頻繁に出入りしてるからね。

私はスズメの味方、イズミーマン!スズメのヒナ達を守らねば!
炎天下の中、ベランダの鉢をいじくりながら、工事の経過を観察する。
クレーンが上がったり下がったりしながら、電線の付替えをしてるようだ。
横目でチラチラ見る私。
そして、とうとう、
クレーンがよりによってスズメの巣の入ってる箱に近づいていった!
そして、蓋をパカッと。
「開けたーーー!!!」思わず、声に出してしまう!
交通整理担当おじさんと、地上見守り隊のおじさんがこっちを見る。
「お騒がせしてすいません」と言われるが、
いやそういう事じゃない。むしろ騒いでるのはこっちだ。
もうこうなったら大声だ。「その箱には、スズメの巣があります!」
「ね、ヒナがいるでしょ?」クレーンの上のお兄さんに尋ねる。
クレーンお兄さんは、「あ、います・・・」と困り顔。
「巣を壊さないでくださいよ!!!」酷暑と親心のせいでもう興奮状態。
しばし沈黙の後、「は、はい、現状維持で・・・」さらに困り顔で答えるクレーンお兄さん。
その後、電線付替えの邪魔にならないよう優しい手つきで巣材を整えている模様。

工事の経過を最後まで見守る。はい、もう汗だく。
↓クレーンお兄さんの頭上にあるクリーム色の箱がそれ。
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ヒナ達は恐怖で押し黙っているみたい。鳴き声は聞こえない。
10分ほどで、電線の付け替えは終わる。ヒナ達は無事か?
クレーン車が去り、親スズメがすぐに帰ってくる。
巣箱にイン!(あ、もう巣箱になっちゃった。電線設備の箱ね。)
耳を澄ますと、ヒナ達の可愛い鳴き声が聞こえる!
ふーーー、ほっとひと安心。
これにて、イズミーマンのお役目終了!